第3回東アフリカ日本語教育会議報告

September 23, 2015

第3回東アフリカ日本語教育会議

2015年8月28日(金)、29日(土)、30日(日)
於在ケニア日本国大使館日本広報文化センター(JICC)

主催 ケニア日本語教師会(JALTAK)
共催 在ケニア日本国大使館日本広報文化センター(JICC)
助成 国際交流基金

ケニア日本語教師会主催、在ケニア日本国大使館広報文化センタ共催、国際交流基金後援のもと、8月28日から30日までの3日間、ナイロビの在ケニア日本国大使館の多目的ホールにて、第三回東アフリカ日本語教育会議(兼第4回ケニア日本語教育会議、里見文実行委員長)が開催された。参加者は、東アフリカのうち日本語教育が正規の教育機関で行われている五カ国(ケニア、マダガスカル、エチオピア、スーダン、タンザニア)、招聘講師や一般参加があった日本、及びエジプトと、計七カ国30人ほどであった。
今回は「教師の成長と学びあいについて考える」が会議のテーマであったが、初日はそのテーマのもと、招聘講師の横溝紳一郎先生(西南女学院大学)に基調講演とワークショップを行っていただいた。基調講演では先生の日本語教師としての成長の遍歴や御経験をお話いただき、またワークショップでは具体的に語学教師として心掛けなければならない諸点について教えていただいた。
2日目には国際交流基金カイロ日本文化センターからお招きした池津丈司先生に、「学び合う教師のために-NTとNNTの協働-」とのワークショップをしていただいた。午後には研究・実践発表として、「実践コミュニティーにおける教師の成長-ティーム・ティーチングを行う教師を事例として」、「オーラル試験-予備試験を設けることの利点」、そして「Students’ Attitudes, Perceptions and Preparedness towards Smartphones as Learning Tools in Japanese Language Learning」の題のもと発表があった。
3日目にはまず毎年恒例の東アフリカの各国事情を各国の参加者からプレゼンしていただいた。午後はケニアの日本語教育事情の一部として、各機関代表から、各々の日本語教育現場での試みの一環を紹介してもらった。ここではほとんどの発表者がノンネイティブで、会議での日本語での発表も皆初めてだった。例年の会議では、大学レベルで教えていて、日本語能力の高いノンネイティブでないと、発表できないとの感が強かっただけに、敷居を少し下げ、自分の努力や試みの紹介という形での発表形式は、より多くのノンネイティブの先生方の参加を促すことができ、会議の裾野を広げていく上でも重要な展開だったのではないかと思う。
最後の座談会では、過去の東アフリカ・ケニア会議で話し合われた内容をまず共有し、その上で来年の会議のテーマを話し合った。また、来年第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)がナイロビにて行われるので、そこに向けての提案事項も話し合われた。
東アフリカの日本語教育と言っても、まだまだ緒に着いたばかりで、人間で言えば赤ん坊のようなものだが、多くの方々の支援により、毎年少しずつでも成長、発展してきているのは喜ばしいことである。今後も、今までの土台の上に、更に一歩一歩前進していくことを、関係者一同望んでいる。

第3回東ア会議>

報告者:中村 勝司(United States International University,主催者)

【東アフリカ各国事情報告】
エチオピア事情報告(file.pdf)
ケニア事情報告(file.pdf)
スーダン事情報告
タンザニア事情報告(file.pdf)
マダガスカル事情報告(file.pdf)

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