5th Conference of Japanese Language Education in East Africa: Follow-up Seminar in Nairobi

September 3, 2017

第五回東アフリカ日本語教育会議 ナイロビフォローアップセミナー

Date & Time 日時:
Sunday 10 September 2017 13:00-18:00
2017年9月10日(日) 13:00-18:00

Venue 会場:
Parklands Sports Club: The Maktaba Room
パークランズ・スポーツクラブ 2F マクタバ・ルーム
https://www.google.com/maps/place/Parklands+Sports+Club/

Workshop ワークショップ:
“JF Standard & Can-do” (Working Language: Japanese)
「JFスタンダードとCan-do」

Lecturer 講師:
Mr. Jun Arisue (Japanese Advisor at Japan Foundation New Delhi, Former Visiting Lecturer at Kenyatta University)
蟻末 淳 氏(国際交流基金ニューデリー日本文化センター[南インド担当]日本語上級専門家、元ケニヤッタ大学客員講師)

Abstract:

【概要】
教科書の日本語と学習者が習いたい日本語は合っていますか。授業が終わった後、学習者の目標は達成されていますか。
JFスタンダードは国際交流基金が開発した日本語の教え方、学び方、そして学習成果の評価のし方を考えるためのツールです。
授業の目標や評価をCan-do(「日本語を使ってできること」)で考えることにより、学習者の目標に合ったコースをデザインしたり、その目標に合わせて学習者のレベルを評価することができます。
みなさんの授業にもCan-doの考えを取り入れてみませんか。
【目標】
・JFスタンダードの3つの軸がわかる
・JFスタンダードのレベルわけが大体わかる
・Can-doの考え方がわかる
・文型で書かれた日本語学習の内容をcan-doで考え直すことができる
・Can-doからコースをデザインすることができる

Timetable プログラム:

13:00 Doors Open 開場

13:25 Opening Remarks 開会

13:30-17:30
Workshop “JF Standard & Can-do”
ワークショップ「JFスタンダードとCan-do」

17:30
Report on 5th Conference of Japanese Language Education in East Africa
第五回東アフリカ日本語教育会議実施報告

18:00
Closing Remarks 閉会

Fee 会費:

400KES (For Tea & Snacks)
400シリング(軽食代)

Application 参加申込:

Please inform Nakamura Sensei, or fill out the form below until Friday 8 September, 2017.
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSexQH3O88lCxoOK0HuE12i0Nz3yVbPkJxnzQksWjBCloZ6Ktg/viewform
9月8日(金)までに上のリンク先のフォームに必要事項を記入の上、送信してください。

主催 Organizer:

JALTAK(Japanese Language Teachers’ Association of Kenya)
ケニア日本語教師会

 

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5th Conference of Japanese Language Education in East Africa: Programme

September 2, 2017

第五回東アフリカ日本語教育会議プログラム

⼤会コンセプト:
アフリカにおける読解指導について考える
〜JFスタンダードの普及を⾒据えて〜

2017年9月6日(水)、7日(木)、8日(金)
於:在マダガスカル日本国大使館

主催 マダガスカル日本語教師会
共催 在マダガスカル日本国大使館
協力 ケニア日本語教師会(JALTAK)
助成 国際交流基金

9月6日(水) 09:00-16:00

~9:15 受付開始

9:30~09:45 開会の辞

[特別ワークショップ Special Workshop]

9:45~11:45
様々な読解について考える
蟻末淳
(招聘講師/国際交流基⾦ニューデリー⽇本⽂化センター⽇本語上級専⾨家・南インド担当)
皆さんにとって読解とはどんなイメージですか。JLPTで出題されてきたような⻑⽂を読んで意味が理解できたかを選択したり、本⽂の⽳埋めをするような問題?
でも、それは「読解問題」という読解の⼀つの形でしかありません。では、⽇常⽣活で私達は読解とどのように付き合っているでしょうか?
現在、コンピューターやインターネットの登場によって、これまで以上に⽂字に触れる機会が多くなり、読解のあり⽅も変わって来ています。⽇本語教育における読解の意味についていっしょに考えてみましょう。

11:45~13:30 昼休憩

[機関報告 Introduction of Institution]

13:30~14:00
富⼠⼭クラブの紹介
ANDRIANAFETRA Zo Soloniary Ianteherana
(マダガスカル/Fujisan Club 富⼠⼭クラブ・⽇本語協会)
①富⼠⼭クラブの歴史。
②どんな活動をしていますか。
③富⼠⼭クラブの学⽣は、勉強が終わったあと何をしますか。
④富⼠⼭クラブの⽬標はなんですか。

14:00~14:30
アンタナナリボ⼤学⽇本語コースの発展
新野美奈(マダガスカル/⻘年海外協⼒隊)
2016年3⽉から始まったアンタナナリボ⼤学⽇本語コースの概要と約1年半を経てのコースの状況と学⽣の習熟度、これからの課題について

14:30~15:00
サブサハラ・アフリカにおける⽇本語学習と⽇本留学の展開―ザンビア⼤学⽇本語講座と「留学コーディネーター配置事業」の取組から
⼤⾨碧(ザンビア/北海道⼤学アフリカルサカオフィス特定専⾨職員)
北海道⼤学アフリカルサカオフィスは、2013年よりザンビア⼤学の⽇本語講座の側⾯⽀援を、2014年より⽂科省から「留学コーディネーター配置事業」を委託され、サブサハラ・アフリカ地域を対象に、⽇本への留学⽣増加をめざす活動をおこなってきた。本発表では、これまでの取組をもとに、⽇本語学習がアフリカから⽇本への留学⽣増加にどう寄与することができるかを検討する。

~16:00 退館

9月7日(木)  09:00-16:30

~9:15 集合

[実践報告・研究発表 Practice/Research Report]

9:45~10:15
訪⽇企画型研修について
Rakotomanana solofoniaina Ambinintsoa
(マダガスカル/アンタナナリボ⼤学)
2017年6⽉14⽇〜7⽉12⽇まで⼤阪にある国際交流基⾦関⻄国際センターで世界7か国、8⼤学の学⽣7名、教員14名が研修に参加した。研修⽬標は⾊々あったが、教員参加者の研修⽬標と学⽣参加者の研修⽬標は異なった。研修の主なプログラムは①JF⽇本語教育スタンダードの授業、②授業実践や教材作成のための情報・素材収集活動(フィールドワーク)③⽇本語理解・異⽂化理解をテーマにした学⽣参加者の授業④⼤阪⼤学訪問の4つである。

10:15~10:45
学⽣から⾒たエチオピアの⽇本語講座
ビルハヌ・シマチュウ・アスファウ(エチオピア/メケレ⼤学着任予定)
エチオピアでは2012年に引き続き、学⽣に対する2回⽬の意識調査を⾏った。まったく⼤学の単位には寄与しない課外講座の⽇本語講座に、学⽣たちは何を求め、何を得ているのか。実際に講座を今年7⽉まで受講していた⽴場からの意⾒を踏まえて調査結果を紹介する。

10:45~11:15
SOCIO-CULTURAL INFLUENCES ON INTERPRETATION OF INSTRUCTIONAL MATERIALS FOR JAPANESE AS A FOREIGN LANGUAGE
WAMUTI, LYDIAH WANGU(ケニア/ケニヤッタ⼤学)
Foreign language instruction is most effective when it takes place through meaningful, motivating, and interactive activities of cognitive and socio-cultural nature. Foreign languages instructional materials are generally produced by the native speakers of the language guided by their own culture. This study sought to determine the influence of socio-cultural differences in the interpretation of Japanese language instructional materials by Kenyan students. The study was done at Kenya Utalii College through classroom observations, questionnaires and interviews. A comparison was made between the expected observations from the instructor’s point of view and the actual interpretation by the students. The results revealed that the Japanese language instructional materials used in Kenya contain some elements of Japanese culture, which are unfamiliar to the Kenyan learners and that some of these culturally unfamiliar items cause misinterpretation of the information therein.

11:15~11:45
HOW JAPANESE IS TAUGHT BY NON NATIVE TEACHER
Shah, Alpa(ケニア/Teaching Japananese)
POWER POINT PRESENTATION

11:45~13:30 昼休憩

13:30~14:00
⼊⾨クラスにおける詩の群読発表から得られた成果
近藤彩(ケニア/Kenya Utalii College)
簡単な挨拶、⽂字も習ったばかりという⼊⾨学習者に相応しい⽇本の「詩」の作品選択、群読指導の⽅法を述べる。意味内容が深い作品よりも⾔葉遊びのある作品の⽅が馴染みやすいと考える。「暗唱」「担当読み」「強弱」「振付」を中⼼にどのようにして指導したかを今回の発表で述べたい。

[ワークショップ Workshop]

14:10~16:10
体験してみよう︕ レアリアを使った読解教材の作成
⾼橋知也(ケニア/ケニヤッタ⼤学・国際交流基⾦)
レアリアというのは、⽇本語教育で使われる“本当の物”です。私たちは⽇常⽣活でいろいろなものを読んで、必要な情報を⾒つけています。無料の雑誌やパンフレットなど、⽇本⼈のために作られた“本当の物”を学習者はどのように読むことができるでしょうか。学習者のレベルに合わせてCan-do⽬標を設定し、レアリアから授業で使える楽しくて効果的な教材が作れるかどうか、体験してみましょう。

~16:30 退館

9月8日(金) 08:30-16:00

~8:45 集合

[東アフリカの⽇本語教育 Japanese Language Education in East Africa]

9:00~9:30
Japanese as a Foreign Language in Zambia
Ngalande, Sande(ザンビア/University of Zambia)
Japanese and Zambian people have enjoyed diplomatic relations for half a century. The two countries have shared political, economic, social and cultural experiences. Besides economic aid, Japan has sent scholars, exchange students and volunteers to not only offer various services but also experience various aspects of Zambian life.
Zambians have shown unique interest in Japan and its people. The interest ranges from the affection for Japanese movies, animations and documentary films on various aspects of Japan. Scholarly and student exchanges between the two countries have grown over the years. Recently, there has been a growing interest in the Japanese language by Zambians from all age groups. This paper explores the teaching of Japanese as a foreign language in Zambia. It outlines how the course has developed since its inception in 2013.

9:30~10:00
ドドマ⼤学の⽇本語教育の2016|2017年度
Mahendeka, Sarah(タンザニア/ドドマ⼤学卒業⽣)
⾃⼰紹介、発表のタイトル、ドドマ⼤学の⽇本語教育の紹介、ドドマ⼤学の写真、ドドマ⼤学の⽇本語のコースについて、作ったテキストの紹介、初級レベルに使っているテキストについて、現在の課題について(教員不足、モチベーション)、今後について、ビギナーレベルのビデオと初級レベルのビデオを⾒せる

10:00~10:15 休憩

10:15~10:45
エチオピアにおける⽇本語教育の現在と将来像
古崎陽⼦(エチオピア/メケレ⼤学)
エチオピアで⽇本語教育が始まって9年になる。学⽣のレベルは⾼くなってきたが、専攻化を求められたり、逆に留学・就職に直結する中国語講座と⽐較されて困ったりでなかなか落ち着かない。そんな中で今後講座をどのように発展させていこうと考えているか、エチオピアの⽇本語教育の現在と将来像を話す。

10:45~11:15
スーダンにおける⽇本教育
栗⽥典和(スーダン/ハルツーム⼤学・⻘年海外協⼒隊)
スーダン⽇本語教育事情のプレゼンテーション。その他、スーダンでのスピーチコンテストの様⼦やスーダン初となるJLPT実施までの経緯などの最新情報をお伝えします。

11:15~11:45
ケニアにおける⽇本語教育
⾼橋知也(ケニア/ケニヤッタ⼤学・国際交流基⾦)
サブサハラ・アフリカにおいて有数の規模を誇るケニアの⽇本語教育について、最近の状況を報告する。

11:45~13:30 昼休憩

13:30~14:00
マダガスカルでの⽇本語教育
RAKOTOARIMANANA JOSIA ANDRIANAVALONA
(マダガスカル/LCC MADAGASCAR・マダガスカル⽇本語教師会会⻑)
マダガスカル⽇本語教師会の活動または⽬的。教師会の開催からの⽇本語の発展。

14:00~15:30 座談会と振り返り (スーパーバイザー︓招聘講師/蟻末淳)

15:30~15:45 閉会の辞

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5th Conference of Japanese Language Education in East Africa: Call for Presentations

July 22, 2017

第五回東アフリカ日本語教育会議では発表の申し込みを受け付けております。
発表を希望される方はリンク先のフォームにご入力ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfK_dICEwVWVEtihoOwGUpZDwMsSdt8dmXl29-ab9OBW_Qp4A/viewform
※申込締切:2017年8月13日(日)

たくさんの発表をお待ちしております。

マダガスカル日本語教師会
会長 ラクトゥアリマナナ・ジョシア

第五回東アフリカ日本語教育会議

日程:2017年9月6日(水) ~8日(金)
会場:在マダガスカル日本国大使館
主催:マダガスカル日本語教師会
共催;在マダガスカル日本国大使館
協力:ケニア日本語教師会
助成:国際交流基金

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5th Conference of Japanese Language Education in Kenya: Report

March 19, 2017

「第5回ケニア日本語教育会議」第1日目を終えて

近藤彩(ケニア・ウタリ・カレッジ)

2017年3月12日から13日までケニヤッタ大学に於いて「第5回ケニア日本語教育会議」が開催された。本年は「第10回日本語弁論大会」の翌日という日程で組まれたことで、連続して両行事に参加する人がほとんどであった。また、日本語教師以外の参加者も今年は多く、様々な視点から意見交換をすることができた。
さらに例年行われる日本語教師によるワークショップのみならず、朗読女優である小口ゆい氏を迎えての「みすゞが見た夢~金子みすゞの詩世界~」という特別ワークショップも行われた。

会議第1日目の概要を感想を交えて述べることとする。

ワークショップ「教科書を比べてみよう~『まるごと』と『みんなの日本語』~」
高橋知也(ケニヤッタ大学、ケニア)

使用教材/教具:
『みんなの日本語 初級Ⅰ』
『まるごと 日本のことばと文化 入門 A1 かつどう』
『Learn Japanese the Easy Wayやさしく学ぶ日本語 ニホンゴ Nihongo』
ポスター紙、マーカー

「ケニア人が知りたいこと」「日本人が教えたいこと」
① 日本事情の中で「ケニア人がどんなことを知りたいのか」、また「日本人がどんなことを教えたいのか」をそれぞれのグループ内で話し合い、一つのテーマを決める
② 選んだテーマが各教科書でどのように取り上げられているのかを比較する
③ 「発表」ができるようにポスターを作成する
④ グループ代表者が「ポスター発表」をする

テーマはほとんどのグループが偶然にも「食べ物」を選んだ。3種類の教科書の中で特に『みんなの日本語』と『まるごと』の比較に焦点があてられ、まとまりやレイアウト(視覚)の違い、例文の数や応用などについて、各グループが違いを述べた。
それぞれのテーマに合わせて参考とする教科書が異なることが明確になったであろう。今後は、「どうして、このテーマにはこの教科書を使用するほうが良いのか」と教材研究を深める必要がある。

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発表「初級日本語教育における現地人教師とネイティブ教師の協働」
新野美奈(アンタナナリヴォ大学、マダガスカル)
JFスタンダードに則り、「4技能」を効率よく指導するために、現地人教師とネイティブ教師で「会話」「文法」「聴解」「作文」の講義を分担する。「技能」によって指導時間の不足が生じた場合には他の「技能」と時間調整を行う。
3年間6学期で修了する日本語の最終レベルはJLPTのN3合格を目指す。
各学年で語学が必須となるため、一期でも不合格となれば留年が即決定。

発表「ハルツーム大学における日本語スピーチ授業の実践と成果」
栗田典和(ハルツーム大学、スーダン)
アラブ世界弁論大会への参加。優勝、準優勝者が共にハルツーム大学の学習者。
スピーチ指導における諸問題として、「教師の手直し」が挙げられる。スクリプトは本来、学習者の既習レベルで書かれるべきものであるが、「難しい言葉」で書いた方が勝てると誤解している学習者もいる。「審査員は言葉の難易度に注目しているわけではない」ということを学習者に伝える必要がある。実際、エジプトで行われた弁論大会では難しい言葉は遣われていなかったということである。
また、スピーチの極意としてコーラスや劇団の練習法が紹介された。

発表「エンブ・テンリ小学校での日本語と文化の進展」
オスカー・ムリティ(テンリ小学校、ケニア)
教育方針は天理教教義による「朝起き/正直/働き」。
学内での日本語学習にとどまらず、ナイロビ日本人学校大運動会への参加、日本訪問という文化交流が行われている。日本訪問前には必ず事前学習を行う。2015年には5名、2016年には15名が日本を訪問している。

発表「ナイロビ日本人学校での日本語教室」
久保田恵子・古閑啓之・渡部理恵(ナイロビ日本人学校、ケニア)
以前は、長期休暇の時期を利用して、毎年2日間実施していた日本語教室を2017年1月から月2回実施するようになった。以前は日本人会邦人の子どもに限り、年齢は日本の小学生から中学生に該当する者のみとしていたが、現在は年齢も国籍も問わない。
一日完結型の授業を行う。低学年には絵本や詩の朗読を中心とし、繰り返される言葉や擬音語擬声語に親しみを持たせる。日本語授業と理科実験あるいは図画工作という組み合わせで「日本の学校体験」も同時にできる。
1月に行われる漢字能力検定にも合格できるよう漢字指導も徹底されている。

特別ワークショップ「みすゞが見た夢~金子みすゞの詩世界~」
小口ゆい(朗読女優)

教材:英語日本語対訳

① 朗読鑑賞
作品ごとに異なる声のトーン及び強弱、身振り手振り、会場空間の利用、歌を交えての披露。日本語と英語の対訳がプロジェクターで映されていたため、参加者全員が作品内容を理解することができた。
小口氏のダイナミックなパフォーマンスは観客である私たちの視覚、聴覚を刺激し、詩に描かれた世界にまさに誘われるようであった。

② 6人ずつのグループに分かれ、指定された金子みすゞの詩を日本語と英語で発表

③ 「黙読」と「声に出して読むこと」との違いを考える
作品に対する感想、理解の度合いが異なることが挙げられる。
「黙読」では、意味内容が理解できても、「感情移入」が付随することは、よほどでない限り見られない。しかし、「声に出して読むこと」は自身が作品をより深く読み込まなければ、聞き手に「何を言わんとしているのか」が伝わらない。ゆえに、「声に出して読むこと」は作者の表現した世界に近づく方法であると言えよう。

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以上が第1日目の会議内容である。
発表内容も多様であり、質疑応答も活発であったため、とても充実した一日であった。
明日の第2日目のプログラムも楽しみである。

「第5回ケニア日本語教育会議」第2日目の報告

高橋知也(ケニヤッタ大学)

会議の2日目は2人のケニア人日本語教師を講師に招き、アフリカの日本語教育現場が直面している問題について議論を深めるワークショップが2本行われた。

ワークショップ「第二言語習得における語彙習得」
Kiruri Gachie(ケニヤッタ大学、ケニア)

教具:ポスター紙、マーカー

冒頭“Without grammar very little can be conveyed. Without vocabulary nothing can be conveyed.”というWilkins(1972)のことばが引用され、語彙習得の大切さが確認された。
5~6人ずつの3つのグループに分かれての活動では、各自の経験を振り返り、語彙学習に何が必要か、学習者として自分が採用してきた方法について、また、そのときの教師の教え方とそれに対する効果判断、また、教師として自分が採用している教え方とそれに対する効果判断について、意見の交換と集約が行われた。
それぞれのグループに日本語ネイティブ教師、ノンネイティブ教師、教師経験のない学習者など様々な立場の参加者が含まれていたため、改めて意識する機会の少ない日頃の学習・教授活動を振り返る貴重な機会となった。

ワークショップ「どうして日本語を勉強するか~アフリカにおける日本語教育のアドボカシー」
Monica Kahumburu(東アフリカ・カトリック大学、ケニア)

教具:ポスター紙、ポストイット、マーカー

ケニアでは学習者数の伸び悩みという問題が日本語教育関係者の間で意識されているが、まず冒頭で各種の統計資料により、全世界における、そして、アフリカ大陸における日本語教育の展開が数値的に示された。グループに分かれてのディスカッションでは、2つの大きな問いに対する答えについて自由に意見を出し合った。
(1)どうすれば学習者にとって日本語がもっと魅力的になるか。
(2)どうすれば日本語学習者数を増やすことができるか。
これらの問いに関しては、個人として取り組んで成果を上げるのは難しい面があるが、ケニアの日本語教育界が直面している問題を打開するためのヒントを得ることのできる機会となり、たいへん有意義であった。

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以上で2日間の会議が終了した。
今回、弁論大会に合わせて会議を実施することも、ケニヤッタ大学で会議を実施することもケニア日本語教師会にとって初めての試みであった。
国外からの参加者(スーダン、マダガスカル)の発表から近隣諸国の現状について理解を深められただけでなく、今まで日本語教師会とあまり接点のなかったナイロビ日本人学校、エンブ・テンリ小学校の活動について、初めて詳しく知る機会となった。また、偶然この時期にケニアを訪問されていた小口ゆい氏に特別ワークショップをお願いできたのもたいへんな幸運であった。
会場のケニヤッタ大学のキャンパスはナイロビの中心部から離れていたものの、大学院ビルの施設は音響や清潔さなど申し分なく、快適な環境で会議に集中することができた。

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The 10th Japanese Speech Contest in Kenya: Results

March 11, 2017

The 10th Japanese Speech Contest was held on Saturday 11th March, 2017 at Japan Information and Culture Center (JICC), Japanese Embassy.

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JICC Facebook Page

1st Position: Festus Mutuku「マサイマラ国立公園」
2nd Position: June Nyambura Chauri「弟の夢」
3rd Position: Joshua Omuterema「ケニア、私達が愛する国」
Outstanding Performance : Phoebe Leah Atieno「生花」

おめでとうございます!
Congratulations!

 

 

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第5回ケニア日本語教育会議: 参加登録フォーム/プログラム 5th Conference of Japanese Language Education in Kenya: Registration Form & Programme

March 1, 2017

参加登録フォーム Registration Form:

http://goo.gl/tvAzf8

※ 会場準備等の都合上、できるだけご登録ください。
* Kindly please register in advance.

日時 Date & Time:

2017年3月12日(日) 10時~17時
Sunday, 12th March 2017 10.00 A.M. – 5.00 P.M.
2017年3月13日(月) 10時~13時
Monday, 13th March 2017 10.00 A.M. – 1.00 P.M.

会場 Venue:

ケニヤッタ大学大学院ビル(メインキャンパス)
Graduate School Building, Kenyatta University Main Campus (No. 58 on the map below)
※ ケニヤッタ大学の所在地はナイロビ市内から約20キロ北東のティカロード沿いで、ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)よりもナイロビ寄りになります。会場の大学院ビルは下のキャンパスマップ左手の赤い58番の建物です。

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プログラム Programme

3月12日(日) Sunday, 12th March 10:00-17:00

司会: キルリ・ガチエ MC: Kiruri Gachie

09:45-10:15 受付 Registration

10:15-10:40 開会式 Opening Remarks

10:40-12:00 ワークショップ Workshop
高橋知也(ケニヤッタ大学)教科書を比べてみよう~『まるごと』と『みんなの日本語』~
Tomoya TAKAHASHI (Kenyatta University) Comparison of the Two Major Japanese Textbooks – Marugoto and Minna no Nihongo –

12:00-13:10 昼食休憩 Lunch Break

13:10-13:40 発表 Presentation
新野美奈(アンタナナリヴォ大学、青年海外協力隊)初級日本語教育における現地人教師とネイティブ教師の協働
Mina NIINO (University of Antananarivo, JOCV) Cooperation between Local Teachers and Native Teachers in Elementary Japanese Language Education

13:40-14:10 発表 Presentation
栗田典和(ハルツーム大学、青年海外協力隊) ハルツーム大学における日本語スピーチ授業の実践と成果
Norikazu KURITA (Khartoum University, JOCV) The Practice and Products of Japanese Speech Course at Khartoum University

14:10-14:25 休憩 Short Break

14:25-14:55 発表 Presentation
オスカー・ムリティ(テンリ小学校) エンブ・テンリ小学校での日本語と文化の進展
Oscar Muriithi (Tenri Primary School) Growth of Japanese Language and Culture in Tenri Primary School – Embu

14:55-15:25 発表 Presentation
久保田恵子・古閑啓之・渡部理恵(ナイロビ日本人学校)ナイロビ日本人学校での日本語教室
Keiko KUBOTA, Hiroyuki KOGA, Rie WATANABE (The Nairobi Japanese School) The Nairobi Japanese Class

15:25-15:40 休憩 Short Break

15:40-17:00 特別ワークショップ Special Workshop
小口ゆい(朗読女優)みすゞが見た夢~金子みすゞの詩世界~
Yui KOGUCHI (Actress-Reciter) A Misuzu’s Dream – The Spirit of The Poet KANEKO Misuzu –

3月13日(月) Monday, 13th March 10:00-12:00

司会: 高橋知也 MC: Tomoya TAKAHASHI

10:00-11:20 ワークショップ Workshop
キルリ・ガチエ(ケニヤッタ大学)第二言語習得における語彙学習
Kiruri Gachie (Kenyatta University) Vocabulary Learning in Second Language Acquisition

11:20-11:35 休憩 Short Break

11:35-12:55 ワークショップ Workshop
モニカ・カフンブル(東アフリカ・カトリック大学) どうして日本語を勉強するか~アフリカにおける日本語教育のアドボカシー~
Monica Kahumburu (Catholic University of Eastern Africa) Why Learn Japanese – Promoting Japanese Language Education in Africa –

12:55-13:00 閉会式 Closing Remarks

主催: ケニア日本語教師会(JALTAK)
Organizer: Japanese Language Teachers’ Association of Kenya
共催: ケニヤッタ大学(KU)
Co-organizer: Kenyatta University

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5th Conference of Japanese Language Education in Kenya: Call for Papers

December 4, 2016

5th Conference of Japanese Language Education in Kenya

Date: 12th (Sun) – 13th (Mon) March 2017
Venue: Japanese Lab 2 and RR, Department of Foreign Languages, SHSS,
Kenyatta University, Nairobi, Kenya

Theme:
Research paper and report or survey on practice related to the fields of the Japanese language education.

Working Language:
Japanese or English

Categories of Presentation:
Papers should not previously have been presented nor published elsewhere.
(1) Workshop: 20-30 minutes for presentation followed by discussion, total of 80
minutes
(2) Presentation: 20 minutes for presentation and 10 minutes for questions and
answers

Deadline:
31 December 2016 for applicants from outside of Kenya
31 January 2017 for applicants from Kenya

Submissions:
Please submit the following information by e-mail attachment file.

To: jaltak[at]e-nihon.net (please change “[at]” to “@” manually)

Subject: Paper Submission

File Type: Word file, or PDF file

Name of Attachment File: abstract_ family name_given name
(e.g. abstract_Miller_Mike)
(1) Title in Japanese and English
(2) Category of Presentation (Workshop or Presentation)
(3) Name
(4) Affiliation
(5) E-mail address
(6) Phone Number
(7) Language of Presentation
(8) Abstract (English 500 words, or Japanese 1000 characters)

You can download the PDF document below for further information.
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10th Japanese Speech Contest in Kenya: How to Apply

December 4, 2016

Japanese Language Speech Contest 2017

Date : 11th Saturday, March 2017
Venue : JICC, Embassy of Japan in Kenya

How to apply
1) Choose a theme and prepare a speech of 3-5 minutes.
THEME [1] What I would like Japan to know about Kenya 日本に伝えたいケニア
THEME [2] Free topic

2) Send your speech to “jaltak.sc2017[at]gmail.com”(please change “[at]” to “@” manually) before 31st Jan 2017.

Make sure to write your full name, occupation, age, telephone number, e-mail address and time taken to learn Japanese

3) Wait for communication from the organizing committee.

*PARTICIPANTES STAND A CHANCE TO BE SHORT LISTED IN THE JAPAN FOUNDATION’S FULLY FUNDED TRAINING PROGRAMME IN JAPAN.

2nd-and-3rd-design-10th-japanese-speech-contest-in-kenya-2017_01

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『東アフリカ日本語教育2』発行のお知らせ

August 26, 2016

2013年8月8日、9日、10日にナイロビで行われた
第二回東アフリカ日本語教育会議
「初級を教えるー初級日本語学習者への指導を考えるー」
2014年8月28日、29日、30日にナイロビで行われた
第三回東アフリカ日本語教育会議 (第四回ケニア日本語教育会議)
「教師の成長と学び合いについて考える」

の報告集『東アフリカ日本語教育 2』pdf版が完成いたしました。
ご覧になっていただけましたら幸いでございます。

東アフリカ日本語教育2

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第4回東アフリカ日本語教育会議プログラム

August 21, 2016

第4回東アフリカ日本語教育会議プログラム

2016年8月12日(金)、13日(土)、14日(日) 於在マダガスカル日本国大使館

主催 マダガスカル日本語教師会(Jalta Madagascar)
共催 在マダガスカル日本国大使館
助成 国際交流基金

8月12日(金) 10.00-17.00 (18.30-懇親会)

9.30 受付開始

9.45-10.00 開会式
開会の辞:在マダガスカル日本国大使 小笠原一郎大使

10.00-12.00 川口義一先生(言語・生活研究所代表,早稲田大学名誉教授・日本)
基調講演「教材や授業について考える」

12.00-13.30 昼食

13.30-15.30川口義一先生(言語・生活研究所代表,早稲田大学名誉教授・日本)
ワークショップ「教科書に振り回されない授業」

15.30-16.00 コーヒーブレイク

16.00-16.30 ラクトゥアリマナナ・ジョシア(にんじんクラブ・マダガスカル)
「日本語文字の学び方」

16.30-17.00 キルリ・ガチエ(ケニヤッタ大学・ケニア)
「Mobile language learning: A look at smartphone language learning application and their appropriateness in the Kenyan context」

18.30- 懇親会

8月13日(土)  10.00-15.00

10.00-12.00藤光由子日本語上級専門家(パリ日本文化会館・フランス)ワークショップ
「参加型の授業づくりと教材の工夫」

12.00-13.30 昼食

13.30-14.00 スルフニアイナ アンビニンツア(アンタナナリボ大学・マダガスカル)
「マダガスカル人日本語ガイドのための『観光日本語』教材作成」

14.00-14.30 近藤彩(ウタリカレッジ・ケニア)
「初級学習者が通訳能力を高めるための試み」

14.30-15.00 新野美奈(アンタナナリボ大学(青年海外協力隊)・マダガスカル)
「アンタナナリボ大学における日本語コースの取り組み」

8月14日(日) 10.00-16.00

10.00-11.30 東アフリカの日本語教育1

10.00-10.30 マダガスカル:ジョナタン・エズラ(富士山日本語協会・ESTIIM大学)

10.30-11.00 ケニア:中村勝司(USIU)

11.30-12.00 タンザニア:瀬戸彩子(ドドマ大学、青年海外協力隊)

12.00-12.30 スーダン :栗田典和(ハルツーム大学、青年海外協力隊)

12.30-14.00 昼食

14.00-15.30 今後の東アフリカ日本語教育に向けての座談会

15.30-15.45 振り返り

15.45-16.00 閉会式
閉会の辞:ジョナタン・エズラ(マダガスカル日本語教師会会長)

16.30- 在マダガスカル日本国大使館主催カクテル

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